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しばらくして、さっきまで戦っていた主人公らしき人が、車に乗っている場面になり、あたしは少しホッとして、力を入れて抱えていた膝から腕を離した。 そしたら自然に前屈みになっていた身体が起き、身体が少しだけ二人の後ろにあるベッドの方へ寄った。 その時、丁度画面の主人公が、車を降りて家に着いたところで、主人公の恋人なのか奥さんなのか分からない人が出迎えてキスをした。 最初は、おかえりの挨拶みたいだったソレが、だんだんと深い感じになっていき、あたしは思わず隣の先輩の方を見てしまった。 .
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