送られてきた卵

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日も高く昇りきったお昼過ぎ。 俺、望月理緒は現在、出された課題を終わらせる為、床に置かれたテーブルでノートを広げている。 一人で終わらせる予定だったが、朝、友達から連絡があり、一緒に課題を終わらせる事になった。 「……遅いね」 そう言ったのは幼馴染の如月つきね。 どうせ何時ものメンバーが揃うだろうと思ったので、呼んでおいた。 「もう来るだろう、道草食ってなきゃだが」 そうは言ったが来ると言っていた時間から既に30分程オーバーしている。 まあそれも何時ものことだが。 と、そんな事を思っているとピンポーンとインターホンの音が軽やかに響いた。 「ん、来たかなあいつら」 親は出掛けてるので俺が行くしかない。 部屋を出て、階段を下りている時に玄関の方から声が響いた。 『望月さーん! お届け物でーす!』 宅配か。 玄関を開けてみるとそこにいたのは、まごう事なく白猫ヤマトの宅配員。 どうやら料金はいらないようだ。 ハンコを押して荷物を受け取った俺は誰に届けられたものなのか伝票を見る。 それにしても重いな。 俺宛? 差出人は…… 「ジイちゃん……から?」
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