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お兄ちゃんと変わってもらった。お兄ちゃんが裸のときは、何故かあたしも裸だから着替えなくてすむ。 「はふぅ……」 あったかい。冬だから体が冷えてる。 主にお兄ちゃんの体が冷えてるんだけどね。 あたしとお兄ちゃんはリンクしている。 つまり、五感を共有しているのだ。 だけど何故か痛みと傷は共有していない。たぶん共有してたらお兄ちゃんはあたしに気を使って弱腰になるだろうし。 ちなみに感情は、共有というかなんというか…… お兄ちゃんの感情が手に取るように分かるっていうのが最適だと思う。 それはお兄ちゃん側でも言えることだろうけど。 さて、体洗おうかな。 「よい、しょっと」 立ち上がって扉に手をかけ、中に人がいるかを確認する。 「折葉さん、ソラネリアさん、入りますよ~」 なるほど。ソラネリアさんがいたからお兄ちゃんは追い出されたわけか。 中へ入ると非常に目に毒な二人(の主に胸)が目を焼く。痛い。精神的に。 「あ、鈴ちゃん」 目を向けないでおこう。ソラネリアさんもだけど折葉さんはほんとに、うん。
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