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「ほんとに何もないですから」 ニッコリ微笑む。 「そっか」 体も洗ったし、さっさと逃げよう。 「じゃああたしは出るんで」 『脱衣場には僕の服しかないからね』 分かってるよ。ちゃんと入れ替わるって。 一応体を拭いて、脱衣場でお兄ちゃんと変わる。 ぼやける視界の中でもうちょっと成長しておきたかったと、自分を呪った。
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