夏合宿の朝

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『…い、メイコ…ーん…  おーい…起き……かー…?』  …だれ?…男の声?  ここ…女子部屋じゃないの?  てか、今何時…?  チームのみんなは? 朝ごはんは…?  …昨日の夜、最後何してたっけ…? 身体と同じぐらい動きが鈍い脳味噌で、必死に考えるが、 カチコチにフリーズしてて、全く役に立たない。 『メーイコさーん、起きられないのですかー?』 呆れたような声と、大きめの影が近付いてくる。 ズキズキとした痛みを堪えながら、声の方へゆっくり頭を向けると、 同代のチームリーダーが、少し離れたところから顔をのぞき込むようにして立っていた。
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