2011年6月23日

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この日、北朝鮮が平和目的のロケットと称した、長距離弾道ミサイルが東倉里のミサイル発射場から発射した。 ミサイルは沖縄本島手前で爆発、残骸が沖縄本島に降り注いだ。 ミサイル発射の予告を受け、事前に配備されていた迎撃ミサイルが破壊措置令に基づいて残骸を落とそうと発射されるが、一部が沖縄本島に落下。 北朝鮮の弾道ミサイル発射で緊急着陸をしようとした旅客機に欠片が衝突し、制御を失った機体は那覇空港の滑走路に墜落し、爆発炎上、乗員乗客全員が死亡した。 また、大小幾つかの破片が那覇空港に落下、被害をもたらした。 弾道ミサイルの破片の落下による被害は那覇空港だけでなく、民家に落下した物もあり、死者は約250人、負傷者は500人以上を数えた。 この事件により、那覇空港は3週間閉鎖、通常業務に戻るまで1ヶ月以上を要した。 那覇空港と飛行場を共有する航空自衛隊那覇基地も同様で、対領空侵犯措置などの通常任務を再開するには、しばらくの時間がかかった。 しかしその間、中国は我が物顔で航空機を尖閣諸島、先島諸島さらには沖縄本島上空を飛行させた。 空自は新田原、築城基地から要撃機を発進させ、対処しようとするが、距離が遠く空振ってしまうことが多々あった。 これに危機感を抱いた日本は、空母を保有する事を計画。 19500トン型護衛艦として計画が進められていたヘリ空母を、軽空母として運用できるよう、新たに再計画する。
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