戦国時代へ

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夕飯のおかずを買いに行った帰りに、ソレを見つけた。 何あれ…眼帯? 道端に現在進行形で落ちてる黒い物体。紐ついてる。 ひょいと持ち上げ、 『オレの眼帯コレにしたら超かっこよくね?』 と思い、お持ち帰りする事に。 これがいけなかった…。 ガチャッ 「ただいまー。」 「おかえり。」 玄関で、出迎えてくれた小十郎とハグをする。 「ふん…ッ…ん。」 そしてキスも。 次第に深くなっていく口付けに、夢中になr 「あっ!そうだ小十郎!」 ならなかった。 心に500のダメージを受けながらも政宗のぬこの様な笑顔に顔が緩む。 「見てこれ!オレの眼帯に良くね?」 ほら、と見せられたのは確かに眼帯。 「買って来たのか。」 「違ぇよ。拾っt」 「元居た場所に返して来なさい。」 まるで捨て猫を拾って来た子供に言うようにバッサリ切られた。 "居た"ってなんだよ。眼帯ですよ片倉先生。 むぅと頬を膨らませるが、こういう状況になった時の小十郎に色気は効かない。 だがやってみる。 いつも襲われてばかりだが、実は自分から誘ってみたいのだ。 小十郎を。 …しかも眼帯だ。 生き物じゃねぇからきっとすぐオーケーがもらえるだろう。 という事で。 いざ、参る。
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