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指原side
バシャン
『アハハハハッ』
さっきまで静かだった教室にいきなり水の弾ける音、その後に笑い声だけが狭い教室の中に響き渡る
水をかけられた子は文句を言うわけでもなく、泣くわけでもなく、ただただ俯いていた、
この教室は、いやこの空間は嫌いだ
嵐のようで…怖くて恐ろしくて…
だからいつもこの嵐が去るまで教室の隅の席で教科書を読んでいる、いや読んでる振りをしている
今日もいつも通り机の中から教科書を取りだそうとした
指「イタッ」
机から手を出すと血が滴っていて…
ふと後ろから小さな笑い声が聞こえた、振り返らなくったって誰か分かる、
指原には文句を言う資格も勇気もないだからそのまま黙って席に座ってる
嵐がすぎるのを待ちながら…
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