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ボーッと、そんな事を考えていたら体が冷えてしまった。
そういえば、シャワーなうでした。
キュッとレバーをしめて、シャワーを止める。
伸びきった髪を乾かしタオルを肩にかけると、鏡を見た。
「... 。」
黒髪から覗く、真っ赤な眼。
中学時代さんざんバカにされたこれを隠すために、顔を前髪で覆っていた。
これが、ダメだったのかな。
「だめだめ!」
マイナスな方向にいく思考を振り切るように、ぶんぶんと頭をふる。
「おかしいな... 」
こんなことめったに考えなかったのに。
「それもこれも、あの夢のせいだ... 」
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