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「... で?」
「えっ?」
「で?俺の裸見ちゃったからなんなんだよ?」
そう聞くと、今にも泣き出しそうな雰囲気で言う。
「えっと... 嫌だったかなって... 」
こいつには... 俺が男に裸を見られたくらいで嫌がるような女々しい奴に見えていたのか... ?
「いやw男の俺が、どうして男に裸を見られたくらいで嫌がるんだよ?w」
思わず w がでる。
マリモ頭は、何かに気付いたように声を出した。
「そっか!!それもそうだよな!!」
今さらwww
「別にお前と一緒に風呂に入ったって、恥ずかしくも何ともないぜ?w」
と言うと、マリモ頭は真っ赤になって爆発した。
「そそそs、それは無理!!!///」
両手を、妄想をかき消すように振り回している。
「ぷっ... ははっ... 」
それが面白くて、思わず笑ってしまう。
すると、マリモ頭が急に静かになった。
見ると、ぼーっと俺の顔を見ている。
「おーい、マリモ頭さん?」
顔の目の前で手をヒラヒラさせると、やっと意識を取り戻したようだ。
「風呂、入んないのか?」
「あ... おう。」
珍しく小さな声で返事をしてマリモ頭はシャワー室へ向かっていった。
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