第一章―少女は―

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家に着くと、二階にある俺の部屋へ駆け込んで、 ベッドの枕元にある携帯電話を手に取った。 リダイアルの一番上に希鏡の番号があった。 プルルルルッ… ガチャッ コール一回で繋がった。 『待ッテイタゾ、オ前ガ ウタシロ ツカサ カ?』 出たのは コンピュータの合成音声と思える男性の声 「あ、あぁ、そうだ! 歌代 月咲だ!」少し焦ってしまったが俺は 「そこに 更谷 希鏡がいるのか!? お前が希鏡を拐ったのか!!!?」と、大声で続けた。
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