岩音式小説の書き方のすゝめ

はじめに

　書店に並んでいるプロの作家が書かれている小説を読む人が、E☆ｴﾌﾞﾘｽﾀの小説しいては携帯小説に対して抱くイメージはこうだと思います。

「E☆ｴﾌﾞﾘｽﾀの（携帯）小説は読むに値しない」

　携帯小説を書いている人にとってはこれほど腹の立つ意見はないでしょう。私もこれは少し偏った意見だと思います。

　しかし反面、そう思われても仕方がないとも思っています。

　その理由はここには書ききれないほどあるのですが、理由の１つとしてはやはり文章力・表現力のレベルの違いです。これは普段よく小説を読まれる方ならお分かりになると思います。

　プロの作家の文章は１つ１つの描写が緻密で、なおかつ比喩や情景描写など読者を物語の中に引き込む工夫が各所に施されています。

　それに対して携帯小説はどうでしょうか？

　試しに６０万作以上もあるE☆ｴﾌﾞﾘｽﾀの小説作品の内から一冊手にとって読んでみましょう。

　……どうでしょうか？　文章力・表現力以前に、文章の書き方や日本語がおかしかったり、物語の内容が支離滅裂だったりと小説を書く上での基本すら出来ていない部分が多く見られるのではないでしょうか。

　酷いものになると誤字脱字が至るところに見受けられ、このクリエイターは自分の作品を見直しているのだろうかと疑わしく思われるほどです。