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ああもう、またぐるぐるしてる。
強制終了だ!今日はもう寝る!
強引に目を閉じ、眠りにつくような体勢をとる。
…どうか明日には普通の俺に戻ってますように。
そう願いながら眠りについた。
──翌日
起きたのは正午過ぎだった。…珍しいな、俺がこの時間に起きるなんて。
まぁ、仕方ないか。結局寝付くの遅かったしな。
気分変えるために、映画でも見に行こうかな…。
うん、そうしよう。
思い立つと行動に移すのが早い俺は30分としない間に家を出た。
なにを見るかあれこれ考えてる間に到着して、車を駐車場に停めようとしたその時…。
一瞬、目を疑った。が、絶対に間違うはずがなかった。
俺の車の後ろにいる車。
…確実に小山のだった。
「しげー!」
どうやらあちらも気づいたようで、窓を下ろし叫んでいる。
…いくら平日の昼間だからって、公共の場で叫ぶなっつうの。
とか思いながらも、胸は高鳴る。
…またこの感覚。
自分じゃなくなるのが怖い。でも自制がきかない。
なんて、またぐるぐるしている間に何故か小山の隣にいる俺。
「映画観に来たんだ!で、何観るの?」
「…」
「おーい、しげー?」
「…」
「しげってば!」
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