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はい、こちら天道翔です。
何か目が覚めたら森にいました。
よくあるやつですね、はい。
それよりも……
グルルルルルルルルルル
非常にマズイ。 なんか狼います。デカイです。
だいたい…………
グルアアアアアアアアアアーーー
イーーーヤーーーダーーーΣ(ノд<)
考える間も無く、狼は襲いかかってくる。
「く、来るなーーー!!」
翔は目を閉じ、反射的に手を前に出した。
ドッ
ゴオオオオオオォォォォォォン
手に受けた軽い衝撃と遠ざかる轟音に、恐る恐る目を開ける。
と、目の前で薙ぎ倒された木々と、遠くの方で倒れて積み重なった木から這い出て来る狼の姿がぼんやりと見えた。
え? どゆこと? ? ちょっ、まっ、えーと…………
あっ、夢か! 夢なのか!
…と、まぁ現実逃避しかけた時、不意に声をかけられた。
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