霊の存在

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「おいおい! 何だよザッキー美味しいトコ持って行きやがって」 健介が毒を吐く。 「あははは。まぁ釣り素人のオマエじゃ仕方ねぇよな」 祐次がニヤニヤ笑った。 「な、オマエだってハゼしか釣ったことないんだろ!」 「おい! ハゼをバカにす……って、オマエの竿引いてるぞ!」 「え? おお!」 人生初の魚の魚信(アタリ)に、健介は慌てて思わず竿を落としそうになる。 「あはははは。何やってんだよオマエさぁ」 祐次はそんな健介を見て、ゲラゲラと笑った。
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