第二回海上演習+α

2/30
前へ
/39ページ
次へ
 年の暮れ・北海道宗谷海峡沖にて… 源「今回は二日連続の海上演習か…かなり堪えるな…」  源はそう言って、戦艦大和の防空指揮所から吹雪荒れる海を見渡す。 大和「源…時間です」  今回、一日目の海上演習参加艦艇は戦艦大和・武蔵・榛名・霧島、空母翔鶴・瑞鶴、巡洋護衛艦土佐、駆逐艦島風・秋月・照月・涼月・初月・新月・若月である。  尚、潜水艦伊四〇四潜ことシオウさんは周辺海域の水中警戒を実施。演習に参加しない代わりに、敵性艦艇を発見・演習海域に侵入して警告無視の場合は、酸素型伍式魚雷を発射することが出来る。  そして、今回は半数に分けて行うこととなった。  前回は、一気に一日でやろうとしたら海上保安庁の巡視船に追い駆け回されて訓練どころの話じゃなかった。 源「確か…札幌で「北海道の独立」を謳う「北海道独立革命軍」が爆破テロ起こしていたな…」 大和「…我々と間違われそうですね」 源「無い無い…それは無い」  大和の懸念に、源は否定する。 源「確かにAKからMP5に切り替わってるが、現代において戦艦は軍事的価値は非常に低いと思われてるからな…  …俺が改装を施した戦艦は別とするがな」 大和「そう言ってくれると…私、源と一緒に…///」  大和は源に寄り添って顔を紅くする。 源「…大和?お前清楚のわりに貞操観念無いだろ?」 大和「源に抱かれる以上のことをされたら私は幸せ///」 源「…大和に対するイメージ変わるぞ?」 大和「それでも良い///」  源は、 「もう駄目ダナ(・×・)」 と判断して大和を軽くあしらって無線の受話器を取る。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加