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一方、巡洋護衛艦土佐では…
土佐「はい、そうですから源としては私を最大の脅威と見なしているでしょう」
瑞鶴〝なるほど…じゃあこっちは直掩機を出さなくても良いと?〟
土佐「出来れば威圧とかの類で15機程度は…」
瑞鶴〝了解した。では艦隊防御は頼むぞ〟
土佐「承知しております」
土佐は、瑞鶴の飛行甲板に艦上戦闘攻撃機が迫り出されて来るのを確認すると通話回線を変えた。
土佐「駆逐艦初月・新月・若月、応答せよ」
初月〝こちら初月!〟
新月〝こちら新月!〟
若月〝こちら若月!〟
土佐「艦隊防御では私一隻では無理がある。僚艦の連携こそが艦隊防御の要だ。
今回は、僚艦連携防御リンクシステム及び艦隊規模の反撃戦を重点的目標とします」
初月・新月・若月〝了解!〟
土佐「これが出来なければ、実戦となった時には壊滅すると覚悟して」
初月・新月・若月〝了解!!〟
土佐「では僚艦連携防御リンクシステムを起動して、発動…リンク準備に取り掛かって。尚、瑞鶴さんとは、もう私とリンクしてそちら三隻とのリンク準備は完了しているわ」
初月・新月・若月〝了解!
これより僚艦連携防御リンクシステムを起動!発動させます!!以上!!〟
土佐「…了解…」
土佐は通話回線が切れたことを確認して、リンク専用通信回線が次々に開き繋がれることを逐次確認する。
土佐「…私が頑張らなきゃ…この訓練は成り立たない。あっちには源の指揮があるから…」
そこまで言って言葉を詰まらせる土佐。
余程、源の指揮能力は侮れないようだ。
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