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日本近海・戦艦長門防空艦橋にて…
源「これより、水上打撃艦隊同士の演習を開始する!」
源は、無線で全式神に伝える。
今回の演習は初めてだが、戦艦長門・陸奥+駆逐艦秋月・照月・涼月VS戦艦金剛・比叡・榛名・霧島+駆逐艦野分・島風・冬月・春月・宵月・夏月の5対10の戦力比。
端から戦力差が有り過ぎる分配を、源はわざとしたのだ。
尚、空母部隊は午後の演習で参加する予定である。
長門「…源?私達だけ、負担が大きくない?」
長門が不満そうな顔で源に不満をぶつける。
源「何…金剛さんが全指揮を執るのに対して、こっちはやや付刃ではあるが、現代兵器を知っている俺が指揮を執るんだ…
それに、戦艦の砲術や重巡等の水雷術、対空兵装…あ、対空兵装は俺の知識で間に合うか…ぐらいは勉強している…」
源は、自分の拳で胸を軽く叩く。
長門「それなら良いが…」
長門は、納得いかなかったが渋々従うことにした。
源「時間だ…あちらから撃って来るだろう…
長門!FCS-7発動!!電探管制による主砲砲撃を実行す!!陸奥にも打電!!」
長門「了解!FCS発動!電探管制艦砲射撃用意!!陸奥に打電終了!…陸奥から返信、〝我、了解〟以上」
長門は、自身のFCS(射撃指揮管制)を発動させて金剛らに照準を定める。
源「初弾命中は期待するなよ…技術進歩したからって、当たるのは運次第なんだからな…」
源は、そう言いながらキャンパスノートに書き込みをしている。そうやら、演習記録のようなものらしい。
長門「了解…」
長門は、備えられたスパコンを使って(と言っても勝手にスパコンが動いているのだが)弾道計算や未来位置予測等を割り出す。
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