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ヒューーンッ!!ヒューーーン!!ズドドドーーン!!ズドーーーン!!
長門「敵弾着水!遠!近!近!近!」
開始数分で、金剛らからの徹甲弾に見舞われた。
源「捉えられたな…性能同等にしたからな…ここからは、個艦の腕の見せ所か…
全艦変針!針路015!!面舵一杯!長門・陸奥は艦首アシスト推力40%!!」
源は、変針を指示する。
長門「了解!!全艦変針!針路015!!面舵一杯!左艦首アシスト推力40%!!」
長門と陸奥は、それに従い艦首アシストの推力を40%まで出してタイムラグを埋める。
余談ではあるが、大和型戦艦は旋回性の抜群の戦艦であるが追従性と針路安定性は悪かったとされている。
長門「…おお、駆逐艦並に速く回れる…」
源「そいつはどうも…全艦舵戻せ!!」
源は、長門の呟きに軽く礼して進路変更の終了を伝える。
長門「全艦戻ーせー!!右艦首アシスト推力20%で20秒回せ!!」
源「主砲砲撃開始!!」
長門「了解!距離65000!11時方向!!」
長門は、忙しくレーダーや光学測距儀からのデータを頼りに主砲の旋回角等を決めて…
長門「射撃準備完了!!陸奥も完了と打電!!」
源「先ず弾着測定…撃てー!!」
ドーーーンッ!ドーーーーーン!!
長門・陸奥の50口径41cm砲から火を吹く。
長門「弾ちゃーく…今!!」
長門が弾着を知らせる。
長門「近!近!遠!近!遠!近!至近!至近!…狭叉!!」
源「長門及び陸奥に下命!!斉射始め!!」
長門「全砲撃ちー方始め!!って!!」
ドドーーーーーンッ!!
41cm砲が一斉に咆える。
源「…耳痛ぇ…」
あまりの斉射の音量に、源は耳に痛みを感じた。
源「…だが、悪くない…」
直ぐに不敵な笑みを浮かべた。
長門「弾ちゃーく!今!!」
長門が主砲弾の弾着を知らせる。
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