VS秀者

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雷の秀者は何も喋らず、手元に柄の短い両刃の斧を出し、投げつける。クレストは避け、斧は地面に突き刺さり、斧目掛けて雷が落ちた。 (どうやらあれは魔武器のようだな) 魔武器とは魔鉱石と呼ばれる特殊な鉱石に魔力を流して得られる武器で、何らかの能力を持っており、名付けることで扱えるようになる。魔武器は自分に合った武器にしかならず、魔鉱石の純度によって、能力や形に違いが出てくる。 冷静な雷の秀者とは裏腹に水の秀者は頭に血が上っていた。 「俺を虚仮にしやがって、食らえ、ウォータースピア!」 魔武器であろう杖を取り出し、水の槍を三本放つ水の秀者。クレストは水の矢を三本放つ、水の矢は水の槍を全て撃ち落とし、軌道がずれること無く水の秀者に向かう。 再び雷の秀者によって妨害され、雷の壁によって水の矢が霧散してしまったのだ。しかし、魔法を使った雷の秀者の後ろで声がする。 「水の秀者よ、お前魔力量だけで秀者になったな?」
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