無題

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主人公は普通の民家に住む平民。曾祖父は伝説の魔術師だが彼自身その事を知らない。生まれつきクールな性格で感情の起伏が乏しいが、母は彼が幼い時に家出して父は男手1つで彼を育てるも家庭と仕事の両立が出来ず借金して失踪している為に常に冷めている。街では嫌われ者一家である事が災いして友達の1人も居ない為に人付き合いは苦手。  ある日、ブリーム(翼の意。作中の古代言語)を名乗る人物が彼の元を訪ねてくる。ブリームはある盗賊団が街を襲う計画を立てていると彼に忠告し、甲に不思議な模様が描かれた手袋を渡して姿を消す。「君の父からだ」と言い残して。  翌日、街に盗賊団が襲来。母の形見である外套と父からの贈り物である手袋を持って騎士団員先導のもと避難するが、盗賊団の飼っていたハングリードッグという魔物に囲まれてしまう。なんとか騎士団員が応戦するも防戦一方になってしまい、騎士団員の脇をすり抜けた一匹が主人公に襲いかかる。だが主人公は冷静に左手(利き手ではない)を盾にハングリードッグの噛みつきから身を守り、右手(手袋着用)でハングリードッグの胸を殴りつける。それによってなんとか命を拾った主人公は右手の一撃に違和感を感じるも、気にせず騎士団員の援護に回る。そこで、ハングリードッグの狙いが主人公だという事に騎士団員Aが気付くが、たまたまだろうと思考を放棄。自分を無視して主人公に襲いかかろうとするハングリードッグを切り倒して主人公の助太刀を開始。五名の騎士団員と主人公の協力によってハングリードッグは全滅するが、主人公は怪我と人生初の死闘の疲れで気絶。血まみれの主人公を心配して騎士団員Aが駆け寄り、他四名は周囲の警戒を続行する。  避難先で目を覚ました主人公はまず自分の怪我を確認。包帯が全身に巻かれていて処置済みなのを確認すると、駆け寄ってきた騎士団員Aに自分が気絶した後の事を聞く。騎士団員Aは盗賊団は全滅したと答えた後に主人公の活躍を褒め称え感謝する。そこに騎士団長が登場。主人公が騎士に抜擢されたと伝えると、チラリと手袋を一瞥して去っていく。その後ろ姿を見ながら主人公が呟く。 「何かがおかしい……」 質問は是非
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