無題

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【捕捉】 主人公の着けた手袋は所謂魔道具です。魔道具は希少で、古代遺跡や国宝以外には存在しません。その魔道具を主人公に渡した謎の男ブリームと失踪した父は伏線。また、主人公が右手の一撃に違和感を感じた部分とハングリードッグが群がった理由、そして騎士団長が手袋を一瞥した理由も伏線。 因みに、盗賊団があっさり全滅した理由はハングリードッグにある。彼等の当初の計画では、獰猛なハングリードッグを街に離して騎士団と街の人の数を減らすか退却させ、比較的人気の無くなった地区で略奪後逃走という筋書きだった。だが要のハングリードッグが全て主人公に殺到した為に人数減らしは失敗し、逆に騎士団は簡単に盗賊団を全滅させたという訳。街の人及び騎士団員は運が無かったと盗賊団を笑っていますが、騎士団幹部や騎士団長等の強者やある程度の権力を持つ人間は主人公を警戒していたりします。それとこれは若干ネタバラしですが、ハングリードッグは魔物でありあまり知られていない習性があるのです。それが主人公の曾祖父と関係します。つまりはそういう事です。 この世界、実は魔力の存在が意図的に隠蔽されています。よって、一般人にとって魔道具は不思議な道具という認識ですし魔物は生き物を見れば襲いかかる獰猛な種族といった認識です。魔術に至っては絵空事。主人公の曾祖父の一般人の認識はなんか凄い人程度です。そもそも実在の人物だと知らない人が大半。理由は学力の低さ。歴史書を開くのは学者位で、紙は高額ですので裕福な学者だけが歴史書や伝記を所有出来る世界です。また、文明自体が地球の中世と変わらないという設定なので神やら悪魔やら天使やらが物理学にあたる学術書に出てきます。ほぼ聖書といって良いレベルです。  魔術師は地球で言う所のキリスト的立ち位置で、地域によって信仰されていたり迫害されていたりします。それに、表世界に出る魔術師は大体1つの事以外に興味を示さなかったりする、所謂変人の類いが多いのでそもそも魔術師を知らない、という地域もそこそこ。  これから主人公は魔力に気付き、己の血筋に気付き、魔術を習い、曾祖父の魔道具を集め、真字を集め、オリジナル魔術を開発し、魔術師を増やし、その名前を有名にしていかなければなりません。同時に悪を倒しつつです。 申し訳ないが長編になると思う。ななさん頑張って下さい。
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