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温い
快楽の底で
惰眠を貪り
架空の夢へと逃げる
逃げ出したいのは
追い詰められた
現実から？
それとも
堕ちていく
自分自身から？
本当の望みは別にある
堕落を求めてる訳じゃない
ただ
見たくないだけ
脳に叩き込みたくないだけ
仄暗い
温い
沼の底
一時の愉悦を
求めて漂う
甘い蜜を
纏わり付かせて
煩悩の赴くままに
沼の深みへ沈んでいく
辛うじて見える
煌めく水面を
憧れるように
眺めながら
自分の奥から響いてくる
警鐘と悲哀を
遠ざけるように
もがきながら
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