閉鎖世界 脳内空間

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どこまで行っても 灰色がかった 虚ろの靄 いつまで経っても 「実感」は生まれない どんなに手を伸ばしても 虚空を掴むだけ 世界は本当に 存在しているの? そもそも 私は本当に 存在しているの? 私の脳が 造った世界は 私の手を離れて 少しづつ 凝縮する 世界に 取り込まれないように 飲み込まれないように
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