a fortune paper。

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「朝メシ食ったらさ、初詣行こうよ!」 朝から大きな茶碗に大盛に盛ったご飯をものすごい勢いで口へ流し込む。 「お前さぁ…時間はまだたっぷりあるから。そんな急いで食うなって。つか俺、おみくじ引きたい」 「おひふじっ!いいね」 口に食べ物を詰め込みすぎて、うまく話せない。 「あーもう!とりあえず落ち着いて食え」 「んふ」 ご飯と味噌汁をおかわりしてすっかりお腹が満たされた俺は、彼が完璧に身支度をするまで玄関で待ちぼうけをくらっている。 「まーだー」 もういいでしょ、と思わず誰もが言ってしまいそうなくらい。 身支度を完了した彼は入念に戸締まりの確認を始めた。 「強盗でも入ったらどうすんだよ」 「マンションはあんまり狙わないって聞くよ」 「戸締まりの確認はどこの家でも当たり前だろ」 そうだけどさ。 俺もさっき確認したけどさ。 「はい、出発」 マフラーと財布を片手に鍵をかけ、俺達は家を出た。
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