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本当に何故かわからないけれど、今もこんな状態な訳で…。
暫く松元君のバイクに乗り移動すると、少し広目の最近出来たばかりの公園に着いた。
遠目にもかかわらず、梶野君の姿を直ぐに見つけた。
「おおーい、梶野」
大声で呼ぶと、俯き加減でこちらに近付く、梶野君。
「やっ、ども。 よく来てくれたね、ありがと」
「ああ、うん。…こ、こんにちは」
二人が挨拶を交わすと、松元君が話出した。
「今日は、話が有って……。 実は、俺達お前の事気になっててさ。 どっちか選んで欲しいんだけど……」
「えっ、ええ………」
「いや、今すぐ返事はいいから。 よく考えて…」
「……」
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