花見で一杯

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メイの初恋はライオン組のダイスケ君。 「好き」って言ったら「トモコ先生と結婚するし」って振られた。 小学生になって好きになったのは同じクラスのユウヤ君。 バレンタインに告白したけれど、「俺、年下が好きだから」って言われた。 中学に上がって好きって気がついたのは隣に住んでるトモ兄。 ずっと一緒に居すぎて盲点だった。恋はこんなすぐ傍にあったというのに。 だからトモ兄が高校入学のときに告白したら、「俺も好きだよ」って。 これで両思いって思ったのに。 「メイちゃんが本当に妹だったらいいのに。嫌味な弟より可愛い妹のほうが絶対人生楽しいよな~」 なんて。 メイは恋愛対象にすらなれなかった。
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