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「あああっ!だからじいちゃんを連れてったのか!」
佐々木が言う。
「なんか…こええな。あの先になにがあるんだろ。」
かずがそういい窓から見える、鉄の壁を見る。
「とんでもねえことが起きそうだな…」
俺も壁を見る。
佐々木がコーラをズズッとすすり、
「んじゃあ、またなんかあったら言うわ。俺そろそろ行かないと用事あるし…」
「おう。ありがとな!あっ、メアド教えてよ!」
かずがそういいポッケからスマホを取り出す。
「あ、じゃあ俺も。」
「…俺のこと苗字じゃなくて、りくでいいよ。」
メアドを交換しながら遠慮がちに佐々木は言う。
いつもはクールなのに、と俺は思う。
「確かに、佐々木って呼びにくいもんな!あはは。俺もかずでいい。」
「俺もたくやでいいよ。」
「ありがとっ。じゃあ!」
にかっと笑い手を振ってりくは走ってった。
「りくってやっぱイケメンだよな。」
「あー!!!確かに、普通にかっけえよなー。」
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