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その日から俺らは一緒にいるようになった。
そんなある日。
いつものように俺は学校に行った。教室に行くと、既にかずとりくがいた。いつも明るいかずに似合わない真剣な顔をして話をしている。俺は不審に思い、二人の元に駆け寄った。
「あ、たくやおはよう!」
「はよっ!どうしたんだ、二人とも暗くない?」
「昨日おじいちゃんから手紙が届いたんだ。」
「え、なんて書いてあった?」
「#07への行き方と、帰り方。そして謎を解いて人々を救って欲しいって…」
「さっきから言ってるけど、俺は行くぜ!りくのこと信じてるし、そのりくのおじいちゃんからの頼み事だもんな!」
元気にかずが言う。
「俺も、もちろん行く。」
「でもな!でも、絶対に生きて返ってこい。無理だと思ったら帰ってこい。って書いてあったんだ。分かるだろ?危険なんだ。」
「3人いれば大丈夫!」
「嬉しいけど、こればかりは二人を巻き込みたくない。話をきいて信じてくれただけで、俺は嬉しいし巻き込んでしまっている。今までありがとう。」
「えんぎでもないことゆうなよ、りく!俺ら友達だろ!」
「りくがどうこうゆおうと、俺らはついてくぜ!」
流石のりくもこれだけ言われて、折れた。
「危ないんだよ?でも、ありがとう!今日の夜10時に俺の家に来て。長旅になると思うから、それなりの用意と…身内には心配かけんなよ。本当にありがとう。俺、正直ひとりは怖かった。」
「ったりまえだろ!」
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