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「なあ、佐々木んちのじいちゃん帰って来たんだって?」
かずが声をかける。
「あ、おう。」
「んで、今病院?」
「んー、まあそんな感じだけど…てか、なんで?」
「#07だよ!」
「あっ、しーっ、静かに!」
急に佐々木が慌てだす。
「気になるんなら、放課後話すからまた来て。あとその名前あんまデカイ声で言わない方がいいぜ?」
にやっと佐々木が笑う。が、目は真剣だ。
こんな時にだが佐々木って顔はイケメンだ。
調度目にかからないくらいの黒髪に黒縁眼鏡。地味に見えるけど仕種とかがカッコイイ。
「その名前って?」
「#07。」
もの凄い小さな声でそう言う。
「OK!たくや、放課後あいてるよな?」
「ああ!」
「じゃあ佐々木また来るわ。」
そう言い俺らは自分達の教室に戻った。
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