#06

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「なあ、佐々木んちのじいちゃん帰って来たんだって?」 かずが声をかける。 「あ、おう。」 「んで、今病院?」 「んー、まあそんな感じだけど…てか、なんで?」 「#07だよ!」 「あっ、しーっ、静かに!」 急に佐々木が慌てだす。 「気になるんなら、放課後話すからまた来て。あとその名前あんまデカイ声で言わない方がいいぜ?」 にやっと佐々木が笑う。が、目は真剣だ。 こんな時にだが佐々木って顔はイケメンだ。 調度目にかからないくらいの黒髪に黒縁眼鏡。地味に見えるけど仕種とかがカッコイイ。 「その名前って?」 「#07。」 もの凄い小さな声でそう言う。 「OK!たくや、放課後あいてるよな?」 「ああ!」 「じゃあ佐々木また来るわ。」 そう言い俺らは自分達の教室に戻った。
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