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落胤Sacrifice。
甘い甘いストロベリーパイ。
真っ赤で光沢された大きなイチゴのパイ…。
そのパイは切れば切るほど小さいどころか▽から○になって一つとして存在するの。
そして飾り付けも違う…みんな同じ味なのに一味違うストロベリーパイ。
そんな小さくて歪なイチゴのパイが初めて割れた時…初めて二つの○ができる事をワタシは知った。
まるで水面下に映る自分の様で…自分の憧れで、こうしたい自分の現れ。
不敵に微笑むワタシという俺は初めての…トモダチだった。
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