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「ようこそいらっしゃいました」
中には数人の村人がおり、中央のテーブルの向かい側の椅子に座っている白髪で髭を生やした老人が君に言葉をかけた。
「私がこの村の村長です。 バンパイアハンター様、どうかこの村を救って下され」
君は村長と向かい合う位置に腰かけると、被害がどうなっているのかを聞き出した。
「消えた娘は未だ帰ってきておりません。娘は母親と二人暮らしでして、母親はショックで寝込んでおります。 これ以上被害が拡大する前にハンター様には何とぞ退治を…」
村長の話を聞いていると、茶の入ったカップが君の前に置かれた。
村の特産品なのだろうか。紅茶よりも赤みががっていて、鼻を近付けてみると、酸っぱい匂いがした。
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