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「よく来てくれたね、緒方智絵里! 774プロへようこそ!」
「あ、それ私がもう言いましたよ」
「……何回言ってもいいでしょ? それに俺は言ってませんし」
それから今度こそ復活を果たしたプロデューサーさんが歓迎をしてくれた。
度々ちひろさんに冷静に突っ込まれながら。
それから説明受け、書類を書いて、774プロの社長さんに面会した。
細かいことは事前に終わらせていたので、簡単に済んだ。
社長さんはお父さんと同じくらいの年齢の優しそうな人だった。
厳しいかったり、怖かったりしたらどうしようと思ってました。……少なくとも誰かを見捨ててまで何かを成し遂げようとする人には見えなかったので良かった。
そして再び、事務所内に戻ってきた。
「お疲れ様でしたー、智絵里ちゃん」
「いえ、わざわざ……ありがとうございます」
「さて、それでは次はいよいよアレですか、プロデューサーさん?」
「あぁアレですね」
ちひろさんとプロデューサーさんが二人で確認し合っている。
な……何が始まるんだろう……。
まだ何かあるの?
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