1人が本棚に入れています
本棚に追加
歓迎会は大盛り上がりの中、終末を迎えました。
「さて、そろそろしめるか。緒方智絵里、いや、智絵里。一言何か言ってもらっていいか?」
「わ、私ですか!?」
気付くと皆の視線が集まっていました。
は、恥ずかしいぃ。
でも、言わなきゃ……。
皆、私の為にやってくれたんだもん。
軽く深呼吸。大丈夫、落ち着いて私。……よし!
「……緒方……智絵里です。……あの、その……私、が、頑張ります……ので……その……見捨てないでくれると……嬉しい……です。今日は……ありがとうございました。……明日から……よろしくお願いします」
最後にペコリと頭を下げて言い切った。
同時に暖かい拍手が聞こえた。
「よろしくね智絵里ちゃん!」
「「「よろしく!」」」
「……………はいっ!」
すごい一日だったけど、すごい嬉しかったし、すごい幸せでした。
私はこの日を忘れることはないと思います。
素敵な一日をありがとう。
こんな日をこれから皆と増やしていきたいです。
最初のコメントを投稿しよう!