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「これは一瞬でケリをつけたほうがいいかな。」
女性は太刀を構えた。
「さあ、かかって来なさい!
返り討ちにしてあげるわ!!」
女性がバオロンを挑発するように言う。
バオロンは言葉がわかったかのように雄叫びをあげ、翼で風を飛ばしてきた。
「わぁお!」
バオロンの翼から成される風は竜巻の強さと同等。しかもその風には切れ味上昇の加護が付加してあるので、直撃したらひとたまりもない。
「だがしかあぁぁぁし!!」
女性は太刀を左上から右下に振り下ろす。
すると太刀から斬撃がとぶ。
そして斬撃は風を切り裂いてバオロンに直撃した。
「ギャャアーー!」
バオロンは胸を大きく切り裂かれ、悲鳴をあげる。
「風を飛ばせるのは君だけじゃないんだよ?
次でとどめだ!」
女性は地面を蹴ってバオロンに接近する。
バオロンは空へ逃げようと飛び上がった。
届かないと思ったのだろう。まるでドヤ顔を浮かべているようだ。
「あまぁぁぁい!!」
女性は再び地面を蹴って飛び上がり、バオロンの背後をとる。
「油断したら負けだよ?」ニコッ
太刀を横に一閃して首と胴体を切り離した。
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