585人が本棚に入れています
本棚に追加
「大魔王ルシフェル討伐!」
その情報は、瞬く間に各エリアに広がった。
人々は歓喜し、幸村を英雄として崇めた。
しかし一方で、モンスター達は未だに各地で被害をもたらし続けていた。
その為ワノクニ政府は、具体的な対抗手段を取る事となる。
─────1年後。
首相榊貞一の突然の退陣。
その後、事実上の実権支配を開始した天皇"藤堂麻斗"により、年号を"久喜"と定めた。
更に1年後の久喜2年、藤堂は防衛省に "レンジャー"部隊を設立した。簡単に言えば、モンスター専門の自衛隊である。
しかし、ワノクニ全土を国でカバーする事に限界と無駄を感じた藤堂は、久喜4年にレンジャーの一部民営化を決断。
これにより、民間人によるレンジャー部隊の設立が可能となった。
こうして、国営レンジャーと民間レンジャー、2つのレンジャー体制によって、国内の対モンスターの治安は保たれ始めた。
更に時は流れ、久喜21年。
草薙幸村がルシフェルを倒してから、はや22年の月日が流れた。
そして今。
ここにまた1つ、民間のレンジャー部隊が誕生しようとしていた。
最初のコメントを投稿しよう!