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栄貞8年─────
魔獣、怪人、悪魔。
ここには、そういったいわゆる”モンスター”と呼ばれる類の生き物が生息し、その多くは人間に被害をもたらす存在であった。
そして、ここワノクニも例外ではない。
一歩外へ足を踏み出せば、自然の大地が広がり、モンスターがうろつく世界。
人々は、集団を形成して街や都市を築き、互いにモンスターから身を守っていた。
誰もがモンスターの居ない、安全な世を期待している。
─────そんな時代だった。
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