173人が本棚に入れています
本棚に追加
「ほらっ、日本の学園ライフには部活動って言うのがあって、同じ学校に通う者同士が一緒になってスポーツや文化に打ち込むヤツがあるじゃないの」
サイカは自信気になりながら言った。
「まあ、確かに日本の学校には部活動ってのがあるわね。でも、サイカがイメージしているような部活動っていうのは、中学や高校での話であって、小学校にはないのよ」
「えぇ!! そ、そうなんですか!?」
サイカがイメージしていた部活動は、中学や高校の部活動であるという事をメグから聞かされて、サイカは驚いた。
「うん、そうよ。でも一応小学校にも中学や高校にあるような部活動みたいなのはあるわね。もっとも小学校での部活動って言っても、一週間に一回あるだけの授業みたいなヤツだけどね」
「あぁ、そういえば、週に一回、自分の好きな事が出来る授業がありましたわね。まさか、アレが小学校の部活動でしたのね…… 日本のアニメで見たイメージとは、物凄くかけ離れてますわ」
小学校での本当の部活動をメグから聞かされたサイカは、アニメで観てきた日本の部活のイメージとかけ離れていた為にガッカリした。
「まあでも、サイカがイメージしている日本の部活動とは少し違うけれども、中学や高校だけじゃなくて小学生にだって、授業とは別に自分の好きな事が出来る場はあるのよ」
「えぇ!? 小学生にも中学生や高校生のように部活動が体験出来る場所があるの?」
「おい、メグ、まさかそれって……」
「ほえ? それって、な~に?」
「うん、そのまさか。小学生の場合は、中学や高校のように学校行事の一環とは違って、お金を出せば通う事の出来るカルチャースクールが、中学や高校でいう部活動の代わりになるかしら」
メグが、小学生にも中学や高校でやっているような部活動があると言うと、サイカは驚き、チノは答えが分っている予想をし、その予想をヨコは疑問に思った。
そしてメグが言った小学生でも中学生や高校生のような部活動を体験出来る場所は、お金を払えば通う事の出来るカルチャースクールの事であった。
「あぁ、やっぱりそれだったか! 私の予想的中!!」
メグが言った事を聞いたチノは、どこか残念そうな様子になった。
「そりゃあ、的中するわよ。なんせ私達の学校の部活が、ただの総合学習なんだから」
「という事は、アニメで見た事のある様な部活ライフは、中学になるまで待たないとダメという事ですね」
最初のコメントを投稿しよう!