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それを聞いていたサイカが、次に自分でやってみたいと思っていたサークルのテーマとして、難事件を解決していくような探偵をテーマにしたサークルも面白そうだと言った。
「確かに探検や探偵をテーマにしたサークルなんか面白そうだね」
チノとサイカが、これから作るサークルに何か面白そうなテーマがあればと思い、言ってみた案を聞いたヨコも、楽しい気分になって乗り気でいた。
「そうね。確かにテーマがあったら面白そうだけど、とりあえず今回は洋子が言っていたお喋りをメインとしたフリーなサークルにしてみてはどうかな? フリーな形になれば、探偵物も探検物もなんでもありのサークルが出来ると思うわ」
「確かにフリーって考え方も良いな。そうすると次はリーダーを決めないと。やっぱりサークルにはリーダーってのは必要だろ?」
「確かに必要だね。んじゃあ私がリーダーをやるぅ!」
「おいっ、まて! リーダーをやるのはこの私だ!」
「チノさんにヨコさん、待つですわ! 私もリーダーってのをやってみたいですわ!」
そして、メグの提案でサークルのテーマを決めた後、チノはサークルにはリーダーが必要と言った。その途端、ヨコがリーダーをやってみたいと言い出した。
それを聞いていたチノとサイカも、負けずにと互いにリーダーをやってみたいと言い出した。
そして、ヨコとチノとサイカは、これから作る予定であるサークルのリーダーは誰がなるかで言い合いを始めた。
そんな様子を、近くで見守っていたメグは、これから作る予定であるサークルの話がなかなか終わりそうにないと思い、ある提案を始めた。
「ちょっと待って、ここはひとまずジャンケンでリーダーを決めたらどう?」
「まあ、それも悪くはないかも」
メグがジャンケンでリーダーを決めたらどうかと言う提案にチノは、納得をした様子で頷いた。
その様子を、教室の一番後ろにある棚の上に座りながら見ていた亜鈴は、自分の持っているタブレットを触りながらその様子を見学していた。
亜鈴が1人で少々退屈をした様子でタブレットを触っているのに、ヨコ達は気づくことはなく、今はただ、これから作るサークルのリーダーは誰がなるかで夢中であった。
「それじゃあ、恨みっこはなしだからね。ジャンケーン、ポンッ!!」
すっかり亜鈴の事を忘れてリーダー決めに夢中になったヨコ達は、メグの掛け声の元、リーダーを決める為のジャンケンを始めた。
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