173人が本棚に入れています
本棚に追加
右手を床に着けながら、メグはビールのようなジュースを飲みながら、大人達がビールを好んで飲んでいる理由を言った。
「しっかし、一度飲みだしたら止められなく飲み物、アルコールってのはそんなに美味しいのかな?」
「美味しいかどうかまでは知らないけど、アルコールの飲み過ぎってのはよくないのよ。なんせ人間の体にとっては、アルコールは毒みたいなモノなのだから」
「えっ!? 毒みたいなモノなの?」
アルコールは毒みたいなモノであるとメグが言うと、それを聞いていたチノは驚いた様子を見せた。
「アルコールってのは、美味しいと思って飲み過ぎていたら、肝臓を悪くして肝臓病を起こすだけでなく、様々な臓器障害を起こすのよ」
「詳しくは知らないけど、とにかくアルコールってのは恐ろしいな……」
メグがアルコールの飲み過ぎによって起こる症状を言ったのを聞いていたチノは、とりあえずアルコールという飲み物の恐ろしさを知った。
「そう言えば、お酒を飲み過ぎた大人達って、顔を真っ赤にして酔っぱらったりするよね」
「それでもって、普段は大人しい人も、予想外な暴力的な人になったりすると言うのを聞いた事がありますわ」
「うわぉ、やっぱりお酒って、恐ろしい飲み物だぁ~」
メグの話を聞いていたヨコとサイカは、互いの顔を見ながら、改めてアルコールの恐ろしさを確認し、2人で抱き合った。
「まあ、そんな怖がらなくても…… そんな事より、こっちのノンアルコールのビールモドキのジュースでも飲もうぜ!! まだまだたくさんあるんだから」
「そだね。ノンアルコールのジュースなら、たくさん飲んでも体に害はないもんね!」
アルコールの恐ろしさを再確認してサイカと共に怖がっていたヨコに、チノはアルコールの恐怖を忘れさせようとして、ビールのようなジュースを、ヨコのグラスの中に注いだ。
「でも、いくらノンアルコールのジュースだからって、飲み過ぎは良くないわよ。ジュースと言ったら、たくさんの糖分が入っているんだから、それで太ってしまうわよ」
「まぁ、そんな細かい事は気にするなよメグ。そこまで心配してたら何も飲めなくなるじゃないか」
「そだよ。今日みたいにみんながいる時こそ、ジュースを飲んで楽しまないと」
「そうですわよ。さっ、飲みましょ!」
最初のコメントを投稿しよう!