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サラとジオは島の反対側に降り立った。ここからはジオも道がわからない。
「待ってろ」
ジオはポケットから地図を取り出した。船の中でもらったものだ。
指でたどりながら位置を確認。
「ここは水族館か。東の方角に神社があるよ」
「じゃあ行ってみようよ」
まさか森を抜けるとこんなところがあったとは……知らなかった。
急ぎ足で歩いて鳥居の前につく。本当に神社があった。
中に入ってみるとわかるが、結構大きな神社だ。広い。
それに……奥の方に木が生い茂っている。
「あそこかな」
「そうかもな。暗いな」
入り口から木が道の脇にあるから、日が照らさなくて少し暗い。
その中でも一番目を引くのが、あの木の集まりなのだ。
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