悪夢

28/34
前へ
/192ページ
次へ
そしていきなり武装した兵士が現れた。 「こいつら、警察……」 ジオが言い終わらないうちに発砲される。ジオはサラを掴み、すぐに社殿を盾にするように回り込む。 「いってぇ……あいつら……」 ジオが脇腹と左肩に銃弾を食らっている。サラも左足に撃ち込まれてしまった。 「タルバン2番隊隊長ジオ! 元5番隊隊長サラだ!」 「知っている」 「あぁ?」 知ってて発砲した……え…… 警察が、敵……? 「女狩りの正体は警察かよ。道理で捜査に乗り出さなかったわけ……」 銃弾が再び襲いかかってきた。ジオとサラは社殿に飛び込み、なんとか回避。 「た、戦うの!?」 「世界政府だかなんだか知らねぇが、サラを狙うならな」 ジオは体を水鬼に包み込んだ。
/192ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加