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そして牙龍をアームし、構えた。
「白夜!」
警察を包むように白い光の壁が迫る。ど真ん中に打ち込んだ白夜は警察を大勢切り裂いた。
「うあっ!!」
いきなり背中を鈍器のようなもので打たれた。地面に叩きつけられる。
空を見上げると翼の生えた化け物が飛んでいた。両手がハンマーのようになっている。あれは……ナットだ。
「しまった、右肩が……」
右肩の肩甲骨をとらえられていた。力が入らない。
サラは牙龍を左手に持ちかえ、銃弾を弾いていった。しかしかなりの量の銃弾がサラの体に撃ち込まれた。
「あうっ!! あぁ!!」
サラの右腕、腹に液体のようなものが巻き付く。そちらを見ると液状化した体を持つ人型の化け物がいた。
巻き付けているのは腕だ。こいつは……ドラウンだ。
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