1人が本棚に入れています
本棚に追加
「さすがに気持ち悪いな」
「上からの命令だ。こんなもんを蘇生できるのかね?」
サラをツンとさわる警察。すぐに顔をしかめた。
「うわ、持ちたくねぇ。呪われそうだ」
「しょうがねぇよ。つれてくぞ」
サラの体を下級兵が担いだ。あとにはおびただしい血が残る。
「隊長、ジオはどういたしましょうか」
「そうだな……死んでるだろ? 海にでも捨てておけ。それと魔術部隊を呼んで戦闘の形跡を消させるんだ」
「はっ!!」
警察は分かれて行動することになった。隊長が歩き出そうとして、目をあげる。
「あぁ、あなたですか」
「よくサラをつれてきたな。待ちきれなくて来てしまったよ」
男はにっこりと笑った。
最初のコメントを投稿しよう!