生物兵器

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そのまま足を曲げて、足から水柱を打ち出す。ナットの体が吹っ飛んだ。 「どうだ!」 「ドラウンを忘れないで!」 「あいつは水なのか?」 「液状化した肉体を持つ怪物よ!」 振るわれた鞭を跳ねてかわし、右手を引く。 「怒れる水狼! なんてね」 拳から水の柱が打ち出された。強力な水圧がドラウンを飲み込み、押し潰す。 「よっしゃ」 『こちらも終わった』 水狼はブルブルと体を震わせた。 『人を気絶させると言うのは、難しいな』 「いつもオレたち武人はやってんだぜ?」 『少しは尊敬してやろう』 かわいくねー。 ジオは小さく舌打ちをしながら先に進む。とっとと行かなくては。
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