生物兵器

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研究所を走り抜け……分かれ道に来た。 「はじめて道が分かれたな」 「……ジオ、よく聞いて」 リオはジオにしがみついた。何かあったのだろうか。 「右にサラの魔力を感じるわ。1つだけだからよくわかる……左は、すごい量の魔力があるわ。気持ち悪くなりそうなくらいね」 「とりあえずサラを見ていいか?」 「左行くの?」 ジオは右に曲がった。サラの姿を確かめたい。 走ってそこに向かう。カプセルがいくつも並んでいる。 しかし、誰も入っていない。 「サラは?」 「もっと奥よ。行ってみて」 「あぁ」 ジオは全力で奥に向かっていった。辺りを見回しながら敵がいないことを確認し、奥へ向かう。 そして……いた。
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