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サラはぶんぶん頭を横に振って、その考えを追い出した。もう、ジオが私を恋させたから悪いんだ。
サラはタルバン5番隊隊長だったが、今は辞退している。でも毎日武術をしているのは相変わらずで、いまいちじっとしているというのがしっくり来ない。
とにかく、今はタルバン2番隊隊長のサポートに回っている。ジオは強いんだ、顔よし体よし頭……というより察しよしの三拍子揃った自慢の彼氏。
「なーににやにやしてんだ。嫌らしいこと考えてんの?」
「考えてないよ! 紹介だよ」
「誰に?」
まぁいいかとジオはオムライスにトドメをさした。早い。
サラが食べ終わるまで席をたたないのは彼なりに徹底していること。なんだか急かされてる気分になるのは伏せている。
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