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先生に言われて入ってきた男を一言で表すと『異常』だった
「今度からこのクラスで勉強することになった神崎 零也です
今まで山奥で暮らしていて、これだけ多くの人を見るのも初めてで結構緊張してます
まだこっちでの生活にも慣れていませんが、これからよろしくお願いします」
「じゃあ、神崎は一番後ろの空いてる席にでも座ってくれ
まぁ、とりあえずこれでHR終わりにするけど、お前ら転校生に質問しまくって困らせるなよ
ああ、あと最近夜は物騒だからあんまり遅くまで出かけるんじゃないぞ」
そう言いながら先生が出て行った瞬間にクラスの奴らが転校生の周りに集まっていた
「山奥ってどれぐらいの山奥なの?」
「おっぱいは巨乳派?貧乳派?」
「魔獣と戦ったことあるって本当?」
「MかSで言ったらどっちが好み?」
「なんで山奥なんかで暮らしてたの?」
「魔獣って食べれるの?」
「どうやったら魔獣って倒せるの?」
「私と付き合ってください」
「やっぱり今って寮で暮らしてるの?」
「男でも大丈夫かい?」
「何属性の魔術使えるの?」
「運命って信じる?」
「彼女とかいるの?」
「好きな食べ物は?」
「………」
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