プロローグ

2/5
前へ
/10ページ
次へ
「涼風さん いつもの定時報告来てますよ」 「うん、ありがとね …私の勘だとそろそろ本格的に動きだすと思ってたんだけど」 「いくらアイツが残っていると言っても、『七つの大罪』の内の六人分を補うだけの戦力が揃うとは思えませんし 仮に本格的に動きだしたとしても昔よりは楽だと思いますよ」 「確かにその通りだとは思うんだけ…あれ? ねぇ、あなたって確か帝黒山の調査に行ってたわよね?」 「帝黒山って今、巷で有名なロストマウンテンのことですか? 確かに調査に行きましたけど、残念ながら原因とかも含めて何も分かってないですよ」 「今来た報告によると、ロストマウンテンの原因はアイツらにあるらしいけど?」 「えっ? …いや、それはあり得ませんよ 調査のときに当然魔力とかも調べましたけど反応はなかったですし、人が多くいるからって出来ることでもないです」 「つまり可能性としては、普通では考えられないような何かが仲間になっているか、単なる誤報かってことね」
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加