プロローグ

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「普通ならそうですけど、涼ちゃんや瞬くんレベルの魔術による一斉攻撃でなら可能性もありますし…」 「その可能性はあるけど、そんな可能性があるなら私達に勝ち目は無いわね」 「そ、それもそうなんですけど…」 「考えられる可能性があるとしたら 魔法…かしらね」 「…魔法ですか そういえば、王様は魔法が使えるって言われてますけど涼風さんは見たことあるんですか?」 「ええ、見たことあるわよ」 「実際のところ、魔法ってどんなものなんですか? 世界では魔法は魔術でも出来ないようなことが出来るっていう認識があると思うんですが」 「私が知っているのは王様の魔法だけだから他については分からないけど、王様の魔法は天候を操ったりするものよ」 「…天候を、操る? それは確かに魔術では出来ないようなことですし、凄いことだと思いますけど …それって強いんですか?」 「雷が人に直撃したら大変なことになると思わない?」 「え? ま、まぁ、大変っていうか最悪死ぬと思いますけど… あ、天候を操るってことはそういうことが出来るってことなんですか?」
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